兵庫県三木市の木造2階建て家屋で、排泄物(はいせつぶつ)のたまった劣悪な環境下で多くの犬を飼育していたとして、会社員の男(55)が動物愛護法違反(虐待)の容疑で兵庫県警に逮捕・送検された。家屋からは計66頭が保護された。県警によると、男は「飼育に最適な環境ではないが、餌や水は与えていた。虐待とは思っていない」と容疑を一部否認しているという。
県警生活経済課の発表によると、付近住民から「空き家で犬が多数飼われ、鳴き声が激しい」と相談があったという。県警は24日、排泄物のたまった家屋で犬数十頭を飼って虐待した疑いがあるとして男を逮捕した。
保護された犬の健康状態に問題はないが、家屋内では犬の排泄物のほか、体毛や餌の残りなどがうずたかく積もっていたという。
県警は、男が家屋を実質的に管理し、2日に1回ほど訪れて餌を与えていたとみている。(笹山大志)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル